HICTOP社の3Dプリンター 3DP-16を組み立てている その20 です
前回は配線が完了しました
物理的な組み立てはすべて完了です
最後にヒートベッドの高さ調整です
パソコンとUSB接続してスライサーソフトの機能で
調整作業も出来るようですが、
・私の使用環境では3Dプリンターの近くにパソコンが無い
・パソコンが無くてもSDカードから造形出来る仕様
・造形中に他用途でパソコンを使いたい
・造形中にパソコンをずっと起動しているのは嫌
・ドライバソフト入れて設定するのが面倒
ってことでUSB接続はしていません
使ってみると便利なのかもしれませんが、接続しない状態でも
今の所は不便を感じたことがありません
以降はUSB接続しない前提で書いていきます
まず電源を入れます
前回も文末で紹介したスイッチ付き延長コード、これは便利です
ぜひ導入することをオススメします。
(買い物リスト)
家電屋、ホームセンターなど、どこでも売っている物で良いです
コントロールパネルのLCD表示が立ち上がります
私はいきなり温度異常のエラーが出ました
解決法は 修理「射出ノズル温度計」を参照下さい
メーカーにメールで問合せしつつ
(ちゃんと日本語対応のメールアドレスが取説に記載してあります)
エラーを解決してヒートベッドの調節に戻ります
ジョグダイヤル(回転つまみ)を押し込むとピッという音と共に画面が変わります
つまみを回して Prepare にカーソルを合わせて、また押し込みます
次の画面はこれ
次は3Dプリンターが実際に動くので、予めぶつからないように
周りの物をどかしたり、ケーブルが引っ掛かる場所に物が無いか確認して下さい
つまみを回して Auto home にカーソルを合わせて、押し込む
これを押すとX軸→Y軸→Z軸の順番で各リミットの位置まで移動します
各リミットまで移動が終わったら、一旦電源を切ります
(電源を入れたままだと、急に誤動作した時に挟まれてケガをする
可能性もあるので、電源を切って作業することをオススメします)
ノズル先端がヒートベッドの外に位置していると思います
Z軸はそのまま触らないで、Y軸とX軸を手でやさしく移動させ
ノズル先端がヒートベット上に来るようにします
この時点でヒートベッドに接触するようでしたらZ軸リミットが低すぎます
もう一度、Z軸を手回しで上げてZ軸リミットを少し上にずらしましょう
Z軸を再調整した場合は、もう一度電源を入れて
Auto home をして各リミット位置まで各軸を移動させてから
また電源を切って下さい
ヒートベッド上にノズル先端が来たら、下側の蝶ナットを手で支えつつ
上側の皿ビスをプラスドライバーで回して4つ角それぞれの高さを調整します
この際は、ヒートベッドとノズルの間に
普通のコピー用紙(厚み約0.1mmぐらい)を挟んで動かし
スカスカでは無いけどちょっと抵抗がありつつも動く程度の高さにします
4つ角で2回通り調整して、真ん中や色んなポイントで確認して
それぞれ同じぐらいの紙の抵抗具合になっていればOKです
(ここまで確認しなくても、大体良ければ造形は出来ます)
調整が終わったらZ軸を手回しで少し上げといた方が良いです
(次に自動で動かす時にヒートベッドと多孔板を止めているクリップに
接触する可能性がある)
今回はここまで
次回はコントロールパネルで良く使う機能を書いていきます
前 次
2016-10-30
2016-10-29
3Dプリンター組み立てる その19 「配線」
3Dプリンター組み立てキットの組み立て その19 です
前回は基盤の取り付けまで書きました
始めにお伝えしておきますが配線作業は写真で見るより
メーカーのYouTube動画を見た方が判りやすいです
少し癖のある日本語で説明してくれています
メーカー配線解説動画
ケーブルを並べてみます
配線を始める前にケーブル先端を剥きます
ノズル用
コンセントプラグ付きの線
電源ユニット~基盤用
配線していきます
写真を撮りましたが、ごちゃごちゃして説明に適さないので
やはり動画を見た方が良いです
剥いた線たちは上側の端子台へ
電源ユニット~基盤の作業をする時は
電源ユニットを一度外した方が作業しやすかったです
ステップモーター関係のコネクタは右側
一番下の黒いコネクタソケットには操作パネル
そのすぐ上はリミット関係、
リミット関係の並びの左側、ピン3本を挟んだ少し離れたソケットには
フィラメントモニターのコネクタが入ります
さらにその左に、よく見るとリセットボタンが付いていて
ボタンのすぐ上が射出ノズルの温度計、もう一個上がヒートベッドの温度計
ざっくりとしか説明出来ませんでしたが
これで配線完了です
間違いが無いか良く再確認して下さい
この状態で電源プラグを差し込むと使えるようにはなりますが
動いた時にケーブルが引っかかって千切れても困るので
先に付属のスパイラルチューブで纏めておいた方が良いでしょう
スパイラルチューブは付属のニッパーでも切れます
ケーブルの途中からでもクルクルと回しながら巻き付ける
感じで纏めていけます
纏め方は好みとセンスですが
各軸の端から端まで移動させた時に挟まったり
引っかかったりしないように取り回して下さい
小情報ですが、このスパイラルチューブ
フレームの溝にスッポリとはまり、緩く保持できます
下は参考写真としてY軸リミットのケーブル
写真の下の方、フレームの外側の溝に
ケーブル通線済みスパイラルチューブをはめています
Y軸の可動域は広いので本来あまり固定しない方が
良いですが、そのままだとダラーっと広がって
見栄えが良くありませんでした
これならケーブルはスパイラルチューブの中で自由に
出たり入ったり出来ますし、スッキリ見えます
今回はここまで
次は電源を入れてヒートベッドの高さ調整などをしていきますが
この3Dプリンター、色々と探しましたが
主電源スイッチが見当たりません
コンセントプラグの抜き差しでも一応使えます
でも、何かあったときにすぐに機械が止められるスイッチが
付いてないと、私はビビリなので怖くて使えません
電源ユニット~コンセントプラグのケーブルを改造して
スイッチを付けるのも手ですが
私はお手軽な方法で、スイッチ付きの延長コードを使用しています
(買い物リスト)
次回はいよいよ電源を入れて調整していきます
前 次
前回は基盤の取り付けまで書きました
始めにお伝えしておきますが配線作業は写真で見るより
メーカーのYouTube動画を見た方が判りやすいです
少し癖のある日本語で説明してくれています
メーカー配線解説動画
ケーブルを並べてみます
配線を始める前にケーブル先端を剥きます
ノズル用
コンセントプラグ付きの線
電源ユニット~基盤用
配線していきます
写真を撮りましたが、ごちゃごちゃして説明に適さないので
やはり動画を見た方が良いです
剥いた線たちは上側の端子台へ
電源ユニット~基盤の作業をする時は
電源ユニットを一度外した方が作業しやすかったです
ステップモーター関係のコネクタは右側
一番下の黒いコネクタソケットには操作パネル
そのすぐ上はリミット関係、
リミット関係の並びの左側、ピン3本を挟んだ少し離れたソケットには
フィラメントモニターのコネクタが入ります
さらにその左に、よく見るとリセットボタンが付いていて
ボタンのすぐ上が射出ノズルの温度計、もう一個上がヒートベッドの温度計
ざっくりとしか説明出来ませんでしたが
これで配線完了です
間違いが無いか良く再確認して下さい
この状態で電源プラグを差し込むと使えるようにはなりますが
動いた時にケーブルが引っかかって千切れても困るので
先に付属のスパイラルチューブで纏めておいた方が良いでしょう
スパイラルチューブは付属のニッパーでも切れます
ケーブルの途中からでもクルクルと回しながら巻き付ける
感じで纏めていけます
纏め方は好みとセンスですが
各軸の端から端まで移動させた時に挟まったり
引っかかったりしないように取り回して下さい
小情報ですが、このスパイラルチューブ
フレームの溝にスッポリとはまり、緩く保持できます
下は参考写真としてY軸リミットのケーブル
写真の下の方、フレームの外側の溝に
ケーブル通線済みスパイラルチューブをはめています
Y軸の可動域は広いので本来あまり固定しない方が
良いですが、そのままだとダラーっと広がって
見栄えが良くありませんでした
これならケーブルはスパイラルチューブの中で自由に
出たり入ったり出来ますし、スッキリ見えます
今回はここまで
次は電源を入れてヒートベッドの高さ調整などをしていきますが
この3Dプリンター、色々と探しましたが
主電源スイッチが見当たりません
コンセントプラグの抜き差しでも一応使えます
でも、何かあったときにすぐに機械が止められるスイッチが
付いてないと、私はビビリなので怖くて使えません
電源ユニット~コンセントプラグのケーブルを改造して
スイッチを付けるのも手ですが
私はお手軽な方法で、スイッチ付きの延長コードを使用しています
(買い物リスト)
次回はいよいよ電源を入れて調整していきます
前 次
2016-10-27
3Dプリンター組み立てる その18 「基盤」
アマゾンで買った3Dプリンターを組み立てている その18 です
前回はZ軸リミットを取り付けるところまで書きました
基盤を用意します
この向きでキャップボルトを使い4か所で本体に固定します
USB差し込み口が左側に来るようにします
次は電源、こいつです
側面に電源電圧の切り替えスイッチがあるので
110V側になっているか確認します
なっていなかったらマイナスドライバーなどを使って110V側にして下さい
プリンター本体に電源ユニットを取り付けますが
私は配線作業の時にやりにくかったので
一度、電源ユニットを外して配線しました
2度手間になるので後で取り付けても良いでしょう
こちらは裏側からキャップボルトで固定
操作基盤用のフレームをZ軸空中横フレームに乗せます
先に操作基盤を付けてしまうとフレームを固定するキャップボルトが
回しにくくなりますのでフレームを固定しておきます
場所は取敢えず左寄りにしておきます
先ほどのフレームに操作基盤をとりつけます
表示パネルが手前に来るようにして裏からキャップボルトで固定
フィラメントホルダーを付けますが
こいつは、リールを通す軸がすぐに落下してしまい
お世辞にも使いやすいとは言えません
私は暫く使った後に早い段階で取ってしまいました

いつでも付けられるので使うかどうかは保留にしておいても
良いかもしれませんね
今回はここまで
次回は配線の作業に続きます
前 次
前回はZ軸リミットを取り付けるところまで書きました
基盤を用意します
この向きでキャップボルトを使い4か所で本体に固定します
USB差し込み口が左側に来るようにします
次は電源、こいつです
側面に電源電圧の切り替えスイッチがあるので
110V側になっているか確認します
なっていなかったらマイナスドライバーなどを使って110V側にして下さい
プリンター本体に電源ユニットを取り付けますが
私は配線作業の時にやりにくかったので
一度、電源ユニットを外して配線しました
2度手間になるので後で取り付けても良いでしょう
こちらは裏側からキャップボルトで固定
操作基盤用のフレームをZ軸空中横フレームに乗せます
先に操作基盤を付けてしまうとフレームを固定するキャップボルトが
回しにくくなりますのでフレームを固定しておきます
場所は取敢えず左寄りにしておきます
先ほどのフレームに操作基盤をとりつけます
表示パネルが手前に来るようにして裏からキャップボルトで固定
フィラメントホルダーを付けますが
こいつは、リールを通す軸がすぐに落下してしまい
お世辞にも使いやすいとは言えません
私は暫く使った後に早い段階で取ってしまいました

いつでも付けられるので使うかどうかは保留にしておいても
良いかもしれませんね
今回はここまで
次回は配線の作業に続きます
前 次
2016-10-25
3Dプリンター組み立てる その17 「フィラメントモニター、Z軸リミット」
HICTOP社の3DP-16を組み立てている その17 です
前回はY軸も完成し、ほぼ完成形になるところまで書きました
残りの部品を取り付けていきます
まずフィラメントモニター
リミットスイッチとそれに合う形の溝が入ったパーツ、ボルトナット一式が
入った袋を用意します
リミットをパーツの溝に合うように配置して裏からボルトを通し
表からナットで固定します
Z軸の空中横フレームに取り付けて、取り付けた後から
蓋をするように取説では書いてあります
取説通りだとこんな感じ
(後で説明する予定の操作パネルが映り込んでいますね)
これは好みにもよりますが個人的には蓋は必要ありませんでした
蓋がある方が見た目はスッキリしますがフィラメントを通す時に
中が見えないので使いにくかったです
私は最初の試作造形するより前に、早々に蓋を取ってしまいました
さらにカタログスペックの最大高さの造形をするとフィラメントモニターが
X軸リニアベアリングに衝突してしまうこと
そこまでZ軸が上がってくる前段階でフィラメントに無理な力がかかって
フィラメントが折れてしまうことが予想出来る
これらの理由で最終的には本体フレームから取り外して、
フィラメントの切れ端を貫通させてその辺に転がしていました
写真はさっきのと同じですが、この状態はギリギリまでZ軸を上げた状態です
よく見るとZ軸のネジはまだ余裕がありますが、これより上に来ると
ベアリングが左右に動作したときに衝突するのが予想出来ます
基盤のコネクタを外して撤去してしまうと、3Dプリンターが
フィラメント無しを判断して造形が進みませんでした
設定をいじれば無効化出来るのかもしれませんが
そこまでの知識がなかったので
物理的にフィラメント切れ端で検知させておいて、
転がしておくという手段をとりました
次にZ軸リミットを取り付けます
部品はこれ
Y軸のステップモーターが奥に見える方向から見て
向かって左側のZ軸縦フレームの外側に取り付けます
写真では、基盤が取り付け済みの状態ですが、当ブログでは
組立て完了時の反省を踏まえて
後から基盤を付ける順序で紹介しています
取説では後で調整するのでユル止めにしておいて
写真の後にケーブルがゴテゴテと付いた状態でホームポジションまで
移動させて調整を繰り返す手順になっています
取説の手順だと非常に面倒なので、この段階で
左右のZ軸モーターの連結器を手で回して、
リミットスイッチがオンになる「カチッ」と音がするまで下げた状態の時に
ヒートベッド上のマスキングテープ貼り付け済み多孔板と、
射出ノズルの先端との隙間が1mm以下程度になる位置に
今取り付けたZ軸リミットが来るような所で固定してしまうのを
オススメします
今回はここまで
次回は基盤関係を取り付けていきます
前 次
前回はY軸も完成し、ほぼ完成形になるところまで書きました
残りの部品を取り付けていきます
まずフィラメントモニター
リミットスイッチとそれに合う形の溝が入ったパーツ、ボルトナット一式が
入った袋を用意します
リミットをパーツの溝に合うように配置して裏からボルトを通し
表からナットで固定します
Z軸の空中横フレームに取り付けて、取り付けた後から
蓋をするように取説では書いてあります
取説通りだとこんな感じ
(後で説明する予定の操作パネルが映り込んでいますね)
これは好みにもよりますが個人的には蓋は必要ありませんでした
蓋がある方が見た目はスッキリしますがフィラメントを通す時に
中が見えないので使いにくかったです
私は最初の試作造形するより前に、早々に蓋を取ってしまいました
さらにカタログスペックの最大高さの造形をするとフィラメントモニターが
X軸リニアベアリングに衝突してしまうこと
そこまでZ軸が上がってくる前段階でフィラメントに無理な力がかかって
フィラメントが折れてしまうことが予想出来る
これらの理由で最終的には本体フレームから取り外して、
フィラメントの切れ端を貫通させてその辺に転がしていました
写真はさっきのと同じですが、この状態はギリギリまでZ軸を上げた状態です
よく見るとZ軸のネジはまだ余裕がありますが、これより上に来ると
ベアリングが左右に動作したときに衝突するのが予想出来ます
基盤のコネクタを外して撤去してしまうと、3Dプリンターが
フィラメント無しを判断して造形が進みませんでした
設定をいじれば無効化出来るのかもしれませんが
そこまでの知識がなかったので
物理的にフィラメント切れ端で検知させておいて、
転がしておくという手段をとりました
次にZ軸リミットを取り付けます
部品はこれ
Y軸のステップモーターが奥に見える方向から見て
向かって左側のZ軸縦フレームの外側に取り付けます
写真では、基盤が取り付け済みの状態ですが、当ブログでは
組立て完了時の反省を踏まえて
後から基盤を付ける順序で紹介しています
取説では後で調整するのでユル止めにしておいて
写真の後にケーブルがゴテゴテと付いた状態でホームポジションまで
移動させて調整を繰り返す手順になっています
取説の手順だと非常に面倒なので、この段階で
左右のZ軸モーターの連結器を手で回して、
リミットスイッチがオンになる「カチッ」と音がするまで下げた状態の時に
ヒートベッド上のマスキングテープ貼り付け済み多孔板と、
射出ノズルの先端との隙間が1mm以下程度になる位置に
今取り付けたZ軸リミットが来るような所で固定してしまうのを
オススメします
今回はここまで
次回は基盤関係を取り付けていきます
前 次
2016-10-23
3Dプリンター組み立てる その16 「Y軸-7」
3Dプリンターキットを組み立てている その16 です
前回はX軸に乗っかるフィラメント押し出し機を
取り付けるところまで書きました
取説を無視して「その13」の後に入っていたけれど
後回しにしていたY軸の続きに戻ります
ヒートベッドを用意します
(大物ですし残りの部品も少ないので間違える事は無いと思います)
ネジ類も一式で袋に入ってました(バネの入っている袋)
印刷面を下側にしてコネクタが左奥(モーター側)になるようにします
上面に皿ネジがピッタリはまる穴が開いています
手前側2か所のネジを通しながらY軸の金属ベースとの間にバネを入れて
金属ベースの下から蝶ナットで仮止め
その後に奥側の2か所を作業すると、作業しやすいです
4か所のネジが仮止め出来たら、後でどちらにも調整出来るように
蝶ナットのつまみと皿ネジの先端が同じぐらいになるまで締めておきます
(超ナット側を回すのは作業しづらいので
手で供回りしないよう蝶ナットを押さえつつ
皿ネジ側を付属のプラスドライバーで回す方がやりやすい)
樹脂製の多孔板(小さな穴が沢山空いた板)に
付属のマスキングテープ風のテープを張ります
私は最初はこのテープを使いましたが、
こいつはフィラメントの1層目の食いつきは良いですが
造形物を剥がす時に必ず破けて造形物の下側に張り付いてきます
初めからマスキングテープを使った方が良いかもしれません
(買い物リスト)
テープの隙間や重なりの段差がそのまま造形物に転写されるので
出来るだけ綺麗に張りましょう
(トラフ有り設定、という土台を先に造形してその上に本体を造形する
場合は土台は捨てるので適当でも大丈夫です)
ヒートベッドの上に乗せて文房具クリップで4隅を挟みます
これでY軸も完成です
可動部分はこれで終了で
残りはマイクロスイッチとか基盤などの細かい部品が付くだけです
今回はここまで
次回は、取説の通り、押し出し機取り付け後の手順に戻り
基盤を付けたいところですが組み立て終わってからの感想で
先にマイクロスイッチ類を取り付けておいた方が
作業性が良さそうなのでそちらを先に紹介していきます
前 次
前回はX軸に乗っかるフィラメント押し出し機を
取り付けるところまで書きました
取説を無視して「その13」の後に入っていたけれど
後回しにしていたY軸の続きに戻ります
ヒートベッドを用意します
(大物ですし残りの部品も少ないので間違える事は無いと思います)
ネジ類も一式で袋に入ってました(バネの入っている袋)
印刷面を下側にしてコネクタが左奥(モーター側)になるようにします
上面に皿ネジがピッタリはまる穴が開いています
手前側2か所のネジを通しながらY軸の金属ベースとの間にバネを入れて
金属ベースの下から蝶ナットで仮止め
その後に奥側の2か所を作業すると、作業しやすいです
4か所のネジが仮止め出来たら、後でどちらにも調整出来るように
蝶ナットのつまみと皿ネジの先端が同じぐらいになるまで締めておきます
(超ナット側を回すのは作業しづらいので
手で供回りしないよう蝶ナットを押さえつつ
皿ネジ側を付属のプラスドライバーで回す方がやりやすい)
樹脂製の多孔板(小さな穴が沢山空いた板)に
付属のマスキングテープ風のテープを張ります
私は最初はこのテープを使いましたが、
こいつはフィラメントの1層目の食いつきは良いですが
造形物を剥がす時に必ず破けて造形物の下側に張り付いてきます
初めからマスキングテープを使った方が良いかもしれません
(買い物リスト)
テープの隙間や重なりの段差がそのまま造形物に転写されるので
出来るだけ綺麗に張りましょう
(トラフ有り設定、という土台を先に造形してその上に本体を造形する
場合は土台は捨てるので適当でも大丈夫です)
ヒートベッドの上に乗せて文房具クリップで4隅を挟みます
これでY軸も完成です
可動部分はこれで終了で
残りはマイクロスイッチとか基盤などの細かい部品が付くだけです
今回はここまで
次回は、取説の通り、押し出し機取り付け後の手順に戻り
基盤を付けたいところですが組み立て終わってからの感想で
先にマイクロスイッチ類を取り付けておいた方が
作業性が良さそうなのでそちらを先に紹介していきます
前 次
2016-10-22
3Dプリンター組み立てる その15 「X軸-4」
3Dプリンターの3DP-16を組み立てています その15
前回は押し出し機の組み立てを進めて行く途中で
あまり良くない取り付け状態だったのが発覚しました
少し追加加工してこのような取り付け位置になりました
加工内容は改造「フィラメント押さえ」をご覧ください
ファン、ファンカバー、ヒートシンクを用意
ファンの表裏の向きに注意して下さい
(間違えると風を送る向きが変わってしまいます)
上下左右はどの向きでも完成は出来ますが
上からケーブルを出した方が無難でしょう
ヒートシンクは平な面がファンと反対側に、溝が上下方向に
来るようにしておきます
押し出し機を乗っけてブロックの横に配置
この時点ではまだ固定されてないので
落下させないように気を付けて作業を進めて下さい
ブロックを挟み込むようにしてファン一式と押し出しモーター一式を
合体させてX軸に固定します
この時にモーター一式のフィラメントが通る穴と
ブロックの射出ノズルまでつながっている穴の位置を
合せておくとフィラメントを通すときに楽に通りやすいです
ブロアファンとカバー兼ダクトパーツを用意します
X軸に取り付けます
ブロアファンはファンが見える側が手前、その手前に
カバー兼ダクトパーツを曲がりが奥向きになるように
取り付けます
(ノズルから出たフィラメントを冷やす目的を考えると
取り付け方向のイメージがつきやすいです)
今回はここまで
次回は取説では「その13」で書いた工程の後に付けるはずだった
Y軸のヒートベッドを取り付けの説明を書きます
前 次
前回は押し出し機の組み立てを進めて行く途中で
あまり良くない取り付け状態だったのが発覚しました
少し追加加工してこのような取り付け位置になりました
加工内容は改造「フィラメント押さえ」をご覧ください
ファン、ファンカバー、ヒートシンクを用意
ファンの表裏の向きに注意して下さい
(間違えると風を送る向きが変わってしまいます)
上下左右はどの向きでも完成は出来ますが
上からケーブルを出した方が無難でしょう
ヒートシンクは平な面がファンと反対側に、溝が上下方向に
来るようにしておきます
押し出し機を乗っけてブロックの横に配置
この時点ではまだ固定されてないので
落下させないように気を付けて作業を進めて下さい
ブロックを挟み込むようにしてファン一式と押し出しモーター一式を
合体させてX軸に固定します
この時にモーター一式のフィラメントが通る穴と
ブロックの射出ノズルまでつながっている穴の位置を
合せておくとフィラメントを通すときに楽に通りやすいです
ブロアファンとカバー兼ダクトパーツを用意します
X軸に取り付けます
ブロアファンはファンが見える側が手前、その手前に
カバー兼ダクトパーツを曲がりが奥向きになるように
取り付けます
(ノズルから出たフィラメントを冷やす目的を考えると
取り付け方向のイメージがつきやすいです)
今回はここまで
次回は取説では「その13」で書いた工程の後に付けるはずだった
Y軸のヒートベッドを取り付けの説明を書きます
前 次
3Dプリンター改造 「フィラメント押さえ」
HICTOP社の3DP-16を改造していきます
今回は押し出し機の構成部品のフィラメント押さえに
穴あけ加工して押さえ位置の調整をします
※ご注意
改造をすることは、
きっとメーカーの保証対象から外れてしまいますし
手を加えるのに抵抗がある人もいると思います。
ここでは私の行った改造を少しばかり紹介していますが
同じ事や似たような事をやる方は
自己責任ということを納得した上で手を加えて下さい
思わぬ不具合が発生したり、加工に失敗しても責任は取れません
組立て工程の「その14」で発覚したフィラメント押さえのローラーの
位置があまり良くない状態を解消します
この状態のままだとローラーが下側すぎて、フィラメントプーリーの
ギザギザにしっかり嚙み合わさっていないのと
ローラーがパーツに接触して動きが重くなるなどで
空回りしてフィラメントを削ってしまい押し出さなくなったり
バネをかなり無理させないと入らなかったりします
写真の左上のボルトを支点にして動作するパーツのようですので
支点の位置を変える為に、追加で穴を空けます
私は2.5mmのドリルを精密チャックに取り付けて手回しで下穴を空けて
3.2mm(3.5mmでも可)ドリルで仕上げ穴を空け、
デザインナイフでキャップボルトの頭が隠れるようになるまで
手前側の穴だけ拡張と彫り込みをして加工しました
(買い物リスト)
押し出し機のパーツに再び組み込むとこんな感じになりました
写真を見れば判るかもしれませんが、
今度はちょっとだけフィラメントプーリーより上側になってしまいました
これには理由があって、元々の穴に新しい穴が近すぎると
何度もフィラメントを通したり外したりする間に破損して古い穴と
つながって長穴になってしまい
押さえとして機能を果たさなくなるのを恐れて、あえて少し離した
位置に新しい穴を空けました
一応、フィラメント押さえローラーとフィラメントプーリが当たっていて
押し出しは行えるでしょう
このパーツは射出造形のようで、しかも取説ディスクにサンプルとして
「パーツ2.stl」の名前でデータが入っています
3Dプリンターが完成して造形が出来るようになったら、早い段階で
このパーツは作り直したいところです
他の投稿一覧へ
今回は押し出し機の構成部品のフィラメント押さえに
穴あけ加工して押さえ位置の調整をします
※ご注意
改造をすることは、
きっとメーカーの保証対象から外れてしまいますし
手を加えるのに抵抗がある人もいると思います。
ここでは私の行った改造を少しばかり紹介していますが
同じ事や似たような事をやる方は
自己責任ということを納得した上で手を加えて下さい
思わぬ不具合が発生したり、加工に失敗しても責任は取れません
組立て工程の「その14」で発覚したフィラメント押さえのローラーの
位置があまり良くない状態を解消します
この状態のままだとローラーが下側すぎて、フィラメントプーリーの
ギザギザにしっかり嚙み合わさっていないのと
ローラーがパーツに接触して動きが重くなるなどで
空回りしてフィラメントを削ってしまい押し出さなくなったり
バネをかなり無理させないと入らなかったりします
写真の左上のボルトを支点にして動作するパーツのようですので
支点の位置を変える為に、追加で穴を空けます
私は2.5mmのドリルを精密チャックに取り付けて手回しで下穴を空けて
3.2mm(3.5mmでも可)ドリルで仕上げ穴を空け、
デザインナイフでキャップボルトの頭が隠れるようになるまで
手前側の穴だけ拡張と彫り込みをして加工しました
(買い物リスト)
押し出し機のパーツに再び組み込むとこんな感じになりました
写真を見れば判るかもしれませんが、
今度はちょっとだけフィラメントプーリーより上側になってしまいました
これには理由があって、元々の穴に新しい穴が近すぎると
何度もフィラメントを通したり外したりする間に破損して古い穴と
つながって長穴になってしまい
押さえとして機能を果たさなくなるのを恐れて、あえて少し離した
位置に新しい穴を空けました
一応、フィラメント押さえローラーとフィラメントプーリが当たっていて
押し出しは行えるでしょう
このパーツは射出造形のようで、しかも取説ディスクにサンプルとして
「パーツ2.stl」の名前でデータが入っています
3Dプリンターが完成して造形が出来るようになったら、早い段階で
このパーツは作り直したいところです
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2016-10-20
3Dプリンター組み立てる その14 「X軸-3」
3Dプリンター組み立てキットを購入し組み立てている その14 です
前回は
X軸のタイミングベルトを張るところまで書きました
取説では次はY軸にヒートベッドを実装するようになっていますが
ボルトやナットを落とした時に拾うのが大変なので
先にX軸の押し出し機を組み立てていきます
Z軸モーターの連結器を手で回してX軸を作業のしやすい高さまで
移動させておきます
穴あきの金属ブロックを用意します
X軸の移動する金属ステーに用意したブロックを取り付けます
これは向きがあるので間違えないよう気を付けて下さい
ボルト1つで固定するので締めているうちに
ブロックが回りそうになります
手で押さえながら金属ステーの端とブロックの端で段差が出来ないよう
位置を合わせた状態で締めます
取説の順番を無視して
先にブロックにノズルを付けます
ノズルはヒーターとサーミスタ(温度計)組み込み済みの状態で
入っています
ブロックのイモネジを緩めておいてノズル一式の長いネジの部分を
ブロックに差し込みます
(写真には、まだ紹介してないヒートベッドが映り込んでいますね)
ノズル一式から出るケーブルが上の写真で見る奥側に来る向きで
ブロックの上面と段差が出ないまで挿し込んだらイモネジで
しっかり固定します
(これが造形中に緩んで落ちると大変なことになるのでしっかり締めましょう)
フィラメント押し出し用のステップモーター周りを組み立てていきます
高さ40mmのステップモーターとメーカー造形パーツ
フィラメント用プーリーを用意します
ステップモーターの軸に造形パーツを取り付けた後に
フィラメントプーリを「その5」と同じ要領で取り付けます
造形パーツの穴の真上にフィラメントプーリーの真ん中が来るよう
取説では指定されていますが
私が組んだ時は真ん中に調整するとイモネジが絞められない位置に
来てしまうためイモネジが絞められるギリギリの位置で固定しました
フィラメントプーリーのギザギザがパーツの穴の範囲に収まっていれば
使用に問題はありません
モーターのコネクタの向きに注意して下さい
こちらは違う向きだとケーブルが挿せなくなったり
モーター自体が取り付けられなくなります
フィラメント押さえ、バネを取り付けます
取説には皿ネジ風の絵になっていますがM3で首下16mmの
皿ネジは見当たりませんでした
M3×16のキャップボルトを使いました
ここで問題が発覚します
フィラメント押さえのローラーが下側に来すぎていて
フィラメントプーリにしっかり当たっていないのと
造形パーツに干渉してしまって、かなりバネを縮めないと入りません
この位置関係だとフィラメントプーリーが空回りして
押し出し機の役目を果たせないかもしれません
一度取り外して少し改造しました
詳細は 改造「フィラメント押さえ」をご覧ください
今回はここまで
次回は押し出し機モーターを本体に乗せていきます
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前回は
X軸のタイミングベルトを張るところまで書きました
取説では次はY軸にヒートベッドを実装するようになっていますが
ボルトやナットを落とした時に拾うのが大変なので
先にX軸の押し出し機を組み立てていきます
Z軸モーターの連結器を手で回してX軸を作業のしやすい高さまで
移動させておきます
穴あきの金属ブロックを用意します
X軸の移動する金属ステーに用意したブロックを取り付けます
これは向きがあるので間違えないよう気を付けて下さい
ボルト1つで固定するので締めているうちに
ブロックが回りそうになります
手で押さえながら金属ステーの端とブロックの端で段差が出来ないよう
位置を合わせた状態で締めます
取説の順番を無視して
先にブロックにノズルを付けます
ノズルはヒーターとサーミスタ(温度計)組み込み済みの状態で
入っています
ブロックのイモネジを緩めておいてノズル一式の長いネジの部分を
ブロックに差し込みます
(写真には、まだ紹介してないヒートベッドが映り込んでいますね)
ノズル一式から出るケーブルが上の写真で見る奥側に来る向きで
ブロックの上面と段差が出ないまで挿し込んだらイモネジで
しっかり固定します
(これが造形中に緩んで落ちると大変なことになるのでしっかり締めましょう)
フィラメント押し出し用のステップモーター周りを組み立てていきます
高さ40mmのステップモーターとメーカー造形パーツ
フィラメント用プーリーを用意します
ステップモーターの軸に造形パーツを取り付けた後に
フィラメントプーリを「その5」と同じ要領で取り付けます
造形パーツの穴の真上にフィラメントプーリーの真ん中が来るよう
取説では指定されていますが
私が組んだ時は真ん中に調整するとイモネジが絞められない位置に
来てしまうためイモネジが絞められるギリギリの位置で固定しました
フィラメントプーリーのギザギザがパーツの穴の範囲に収まっていれば
使用に問題はありません
モーターのコネクタの向きに注意して下さい
こちらは違う向きだとケーブルが挿せなくなったり
モーター自体が取り付けられなくなります
フィラメント押さえ、バネを取り付けます
取説には皿ネジ風の絵になっていますがM3で首下16mmの
皿ネジは見当たりませんでした
M3×16のキャップボルトを使いました
ここで問題が発覚します
フィラメント押さえのローラーが下側に来すぎていて
フィラメントプーリにしっかり当たっていないのと
造形パーツに干渉してしまって、かなりバネを縮めないと入りません
この位置関係だとフィラメントプーリーが空回りして
押し出し機の役目を果たせないかもしれません
一度取り外して少し改造しました
詳細は 改造「フィラメント押さえ」をご覧ください
今回はここまで
次回は押し出し機モーターを本体に乗せていきます
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