2016-10-15

3Dプリンター改造 「X軸リミット取り付け位置」

3DP-16を改造していきます

今回はX軸のリミットスイッチの取り付け位置を
少し変更します

※ご注意
改造をすることは、
きっとメーカーの保証対象から外れてしまいますし
手を加えるのに抵抗がある人もいると思います。
ここでは私の行った改造を少しばかり紹介していますが
同じ事や似たような事をやる方は
自己責任ということを納得した上で手を加えて下さい
思わぬ不具合が発生したり、加工に失敗しても責任は取れません


組立て過程の「その13」で判明した
リミットスイッチ取り付けボルトのタイミングベルトとの干渉















この状態のままX軸が右へ左へと造形に勤しんでいると
明らかにタイミングベルトが摩耗して切れやすくなると考えました

こちらを解消するためにX軸アクリルパーツを少し加工します



ベルトに干渉させないためには色々な方法が候補に挙がると思います

例えば加工を伴わない方法で
・ボルトを反対側から通して表側に余り分が飛び出るようにする
・又は丁度良い長さのボルトを用意する

少し加工が必要ですが
・突き出しているボルトをギリギリの位置で切ってしまう
・リミット取り付け位置用に穴を追加する

パッと思いついたのはこれだけですが、他にも色々あるかと思います
ボルトに小細工して干渉しないようにする事が簡単ですが
私はベルトが少し横にズレて当たるようになってしまうかもしれない
心配が捨てきれなかったので
アクリルパーツに穴を空けてリミットスイッチの位置を変えることにしました

理想の位置に付けようと思うと穴を2つ空けなければいけません
しかし、穴を増やすとその分、部品の強度が多少落ちるでしょう
(大して力がかかる所でも無いので大丈夫でしょうが・・)
それと2つ穴あけするのが面倒なのもあり
上側の穴を流用して1つだけ穴追加することにしました

穴を空けたところ















Φ2.5mmのドリルを精密チャックに掴んで真っ直ぐ空けます
買い物リスト
ピンバイスがあればそれを使っても良いですね

私は既存の穴間の距離を測って空けましたが
後から考えると
リミットの下側の穴を使ってボルトナットでリミットを仮止めして
新穴予定地にΦ2.0 or Φ1.5のドリルを使って中心が判る程度に印を
付けてから、リミットを外してΦ2.5のドリルで穴空け加工した方が
楽な事に気が付きました

リミットを付けるとこんな感じ















元々の一番下の穴が余っていて、よく見ると向こう側に
ベルトが穴位置と被っているのが判ります


裏から見たところ















今度は上のリニアシャフトのギリギリになってしまいましたが
当たっていません
リニアシャフトは左右に可動するわけではありませんし
X軸のリニアベアリングが近づいて来ても
リミットに当たった時点がゼロ点なので、そこで止まります

実際に使っていますが、今回の改造による不都合は今のところありません

以上、ただ穴を空けただけで改造と言うのも恥ずかしい程度ですが
これでベルトの寿命も延びてくれると思います

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