2016-10-12

3Dプリンター組み立てる その8 「Z軸-1」

HICTOP社の3DP-16の組み立て過程の
その8 です

前回はY軸が取敢えずの組み立て、調整完了まで書きました


いよいよZ軸を立ち上げていきます

私は取説通りに作って上手く直角が出なかったので
組み立てる順番を少しアレンジしたら直角出しが楽だったので
取説とは違う方法をここでは紹介しようと思います


まず用意するのはフレーム用角材、長さ295mmを2本、410mmを1本
鋳物角パーツ2個とキャップボルトM5×8を4本、フレーム用M5ナットを4個

Z軸フレームも三角定規や物差しがある方がしっかりと組み立てられます
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410mmフレームの端から51mmの所に印をつけておきます
(油性の極細ペンを使いました。もっと正確に印をしたい人は
 カッターナイフでキズをつけると良いです。
 キズも油性マーカーもイヤな人は仮組みしてから
 測りながら寸法を決めると良いでしょう)

角パーツにボルトナットをユルく通しておいて410mmフレームの
印の位置に角パーツの直角が来るように大体で良いので、はめておきます

角パーツそれぞれに295mmフレームを取り付けて門型にします















ここからはフレームの「ねじれ」が出ると後工程で上手く組めなくなるので
出来るだけ平面が出ている台(床)に押し付けながら直角パーツのボルトを
絞めていき固定します

固定し終わったら410mmフレームに対して295mmフレームの直角が出ているか
確認します

私はどう頑張っても直角が出ませんでした
工夫した結果、角パーツの精度が悪くそのまま絞めると直角が出ないので
隙間に調整のためにコピー用紙を折り曲げて挟むを何度か繰り返して
調整しました















綺麗に仕上げたい人は金属製の調整シムを使用すると良いです
買い物リスト

門型にZ軸フレームが組みあがったら、Y軸に立ち上げる(兼、基盤取り付け)
ための金属プレートを取り付けます
M5×8のキャップボルトとフレーム用M5ナットをそれぞれ使います

位置はY軸のステップモーター側のフレーム外側から165mmにそれぞれ
金属プレートのZ軸フレーム取り付け合せ面が来るようにし固定します

Y軸に乗っかった金属プレートに先ほどの門型Z軸フレームを固定します

今までの寸法、直角がしっかり組めていれば気持ちいいほど
ピッタリと収まります































ここまで出来たら、面倒かもしれませんが
また確認した方が良いです


まずY軸に対して門型Z軸が平面的に直角が出ているか
(X軸方向の直角度)
Y軸平面上に直尺を渡して(橋をかける感じで)
Z軸フレームの金属プレートと反対側に直尺を
当てる、その直尺に三角定規を当ててY軸と直尺の直角を確認
(文章だと説明しにくいですが写真を撮り忘れました)

次にY軸フレームとZ軸高さ方向のフレームにそのまま三角定規を
当てて、垂直に立ち上がっているか確認

次は門型フレームを組み立てる時に確認したので必要性は薄いですが
念のためZ軸立ち上がりフレームと空中のフレームの直角を確認

最後に、これも上記の確認が問題なければ、ほぼズレは無いはずですが
Y軸フレームに対して門型の空中にあるフレームまでの距離がそれぞれ
同じかどうか


きっと、ここまで確認しなくても動くものは作れます
確認は面倒ですが、組み立てている時間より
造形で使う時間の方が圧倒的に長いので少しの手間を惜しんで
使う時に不便な思いや妥協することになるぐらいなら
少しこだわって組み立てた方が満足度の高い3Dプリンターライフが
送れると思います
組みあがってしまったら、バラシて調整するのも手間がかかるので
部品の精度は良くない時がありますが
組立ての過程も工夫しつつ楽しみながら良い物を作り上げて下さい


今回はここまで
次回はZ軸用のステップモーターをY軸に!?取り付けていきます


           

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