2016-10-22

3Dプリンター改造 「フィラメント押さえ」

HICTOP社の3DP-16を改造していきます


今回は押し出し機の構成部品のフィラメント押さえに
穴あけ加工して押さえ位置の調整をします

※ご注意
改造をすることは、
きっとメーカーの保証対象から外れてしまいますし
手を加えるのに抵抗がある人もいると思います。
ここでは私の行った改造を少しばかり紹介していますが
同じ事や似たような事をやる方は
自己責任ということを納得した上で手を加えて下さい
思わぬ不具合が発生したり、加工に失敗しても責任は取れません



組立て工程の「その14」で発覚したフィラメント押さえのローラーの
位置があまり良くない状態を解消します
















この状態のままだとローラーが下側すぎて、フィラメントプーリーの
ギザギザにしっかり嚙み合わさっていないのと
ローラーがパーツに接触して動きが重くなるなどで
空回りしてフィラメントを削ってしまい押し出さなくなったり
バネをかなり無理させないと入らなかったりします


写真の左上のボルトを支点にして動作するパーツのようですので
支点の位置を変える為に、追加で穴を空けます















私は2.5mmのドリルを精密チャックに取り付けて手回しで下穴を空けて
3.2mm(3.5mmでも可)ドリルで仕上げ穴を空け、
デザインナイフでキャップボルトの頭が隠れるようになるまで
手前側の穴だけ拡張と彫り込みをして加工しました
買い物リスト


押し出し機のパーツに再び組み込むとこんな感じになりました















写真を見れば判るかもしれませんが、
今度はちょっとだけフィラメントプーリーより上側になってしまいました


これには理由があって、元々の穴に新しい穴が近すぎると
何度もフィラメントを通したり外したりする間に破損して古い穴と
つながって長穴になってしまい
押さえとして機能を果たさなくなるのを恐れて、あえて少し離した
位置に新しい穴を空けました

一応、フィラメント押さえローラーとフィラメントプーリが当たっていて
押し出しは行えるでしょう


このパーツは射出造形のようで、しかも取説ディスクにサンプルとして
「パーツ2.stl」の名前でデータが入っています

3Dプリンターが完成して造形が出来るようになったら、早い段階で
このパーツは作り直したいところです



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